海外では一般的に広く知られているホメオパシー療法
ドイツのホメオパシー薬局ホメオパシーはドイツ発祥の200年の歴史を持つ自然療法です。海外では医学として認められていたり健康保険が適用されている国もあります。ヨーロッパでは、駅や空港、街中の薬局で風邪薬を買うような手軽さでホメオパシーのレメディーを購入することができます。
「症状を引き起こすものが、その症状を癒す」
ホメオパシーは「同種療法」とも呼ばれており、「症状を引き起こすものが、その症状を癒す」と考えます。
症状が出ているときに、その症状を引き起こすものをとって、症状を回復させるという考え方です。 「同種療法」とは耳慣れない言葉だと思いますが、実は日本にも昔から存在しており、皆さんも一度は体験したことがあると思います。
日本にも昔からある同種療法
同種療法のイメージ例えば、のどが痛いときに生姜湯を飲んで治したことはありませんか?健康なときに生姜湯を飲むと、ノドがイガイガして痛くなります。しかし、ノドがイガイガしているときに生姜湯を飲むとノドの痛みが治りますね。
同じく、鼻水やくしゃみにはネギを首に巻く、という民間療法がありますが、これはネギが持つ涙や鼻水を出させる働きを利用した同種療法です。科学的にも、ネギには粘膜の新陳代謝を活性化する作用があるということが立証されています。
私たち日本人も昔から、「同じものが同じものを癒す」という同種療法を経験で知っていて、それが民間療法という形で現代まで伝えられていたのでしょう。
病気の原因を根本からなくすという考え方
このように、症状が出ているときにその症状を引き起こすものをとって、症状を回復させる療法を「同種療法」と呼びます。ホメオパシーでは病気にかかった場合、症状を薬によって抑えるのではなく、レメディーをとって症状を自然に排出するよう促します。病気の症状は体の浄化作用であり、症状を出し切ることで病気を癒します。
このように、病気の原因を根本からなくしてしまうというのがホメオパシーの考え方です。逆に症状を抑えることで病気の原因を閉じ込めてしまうというのが現代医学の考え方です。
症状を抑えると、表面的には症状が取り去られたように見えますが、実際は、症状は体内に閉じ込められたままの状態です。体内に閉じ込めた症状は、バイタルフォース(生命エネルギー)をゆがませ、その人が持つ自然治癒力を弱めてしまいます。 ひいては病状を排出する力が弱まり、大きな病気を引き起こす原因になります。
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